変化の目まぐるしい現代、医療の世界も例外ではなく、精神医療も大きく変化しています。
重い精神疾患のある方に限らず、社会生活を送りながらもどこか生きづらさを抱えていたり、体調不良に苦しんだりしているのに一般医療ではその原因が特定できない、もしくは対応困難と診断された方々が相談に訪れ、活路を見出す場として、精神科・心療内科が大きな役割を担う時代になっています。
心の病は「軽度」「軽症」と診断される症状でも、当事者ご本人にとっては深い悩みである場合が少なくありません。当院では、そうした方々に対しても従来の保険診療で対応すると同時に、可能な限りのアプローチを提供したいと考えています。
栄養状態を評価し、ビタミンやミネラル等の栄養素を正しく取り入れることで病の回復や予防につなげるオーソモレキュラー、より幅広い健康のニーズに応える点滴治療といった自由診療も、その一環です。
このような心身相互への多様なアプローチは東洋の「身心一如」という思想にも通じます。症状の除去、病気の抑制だけを主眼にするのではなく、精神、身体、社会性のバランスがとれた全人的な健康と幸せを取り戻していただくことを目指すものです。
そのために薬物使用は必要最小限に抑え、人体にとってより自然でかつ安全性の確立された方法を提供することが望ましいと考えています。
それを踏まえ、当院は適正で良質な医療を提供する医院であると同時に、来院される方にアットホームなくつろぎをもたらし、環境そのものが癒しとなることを理想としています。地域の皆さま、そして軽井沢を愛する皆さまのご信頼に応える医院を目指してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
かるいざわ御影用水クリニック
院長 金山 浩信